2019/1/17

【事例インタビュー】VRライブストリーミング配信を「ハコスコLIVE」で実現。ビューワーは、手軽に持ち運べるポケットサイズの「ハコスココンパクト」採用~一般社団法人MUTEK Japan~

 

2018年11月1日~4日にかけ東京・日本科学未来館で開催されたイベント『MUTEK.JP 2018』。そこではハコスコが同梱された全会場パスポートチケットがイベントに先駆けて発売したほか、ハコスコによる360度ライブストリーミング配信を実現しました。そこで今回は、同イベントでGeneral Directorを務めた岩波秀一郎様に、『MUTEK.JP 2018』の模様やハコスコの活用例などを語って頂きました。

 

一般社団法人MUTEK Japan General Director 岩波 秀一郎 様

 

コンパクトで持ち運びができるハコスコには海外クリエイターも驚いていました!

 

――『MUTEK.JP 2018』とは、どのようなイベントなのでしょうか?

岩波:MUTEKとは、2000年にカナダ・モントリオールでスタートした、デジタル・クリエイティビティ、電子音楽、オーディオ・ビジュアルアートの創造性の開発、文化芸術活動の普及を目的とした、国際的に名高いフェステイバルで、現在は世界7カ国で開催しております。日本では、MUTEKグローバルアジア唯一の国として2016年にスタートし、昨年は第3回目の開催を迎えました。『MUTEK.JP 2018』では、総勢85組の国内外のアーティストやクリエイターたちが出演し、7,000名以上の来場者を記録しています。

 

『MUTEK.JP 2018』の紹介動画

 

――チケットにハコスコを同梱して事前販売されたそうですね。

岩波:はい。11月2日、3日、4日の3日間、全会場に入場可能な「先行3日全会場通しチケット」に、MUTEKオリジナルパッケージのハコスコを同梱して販売しました。チケット同梱のハコスコを事前に購入いただいたお客様に対しては、事前コンテンツを『MUTEK.JP 2018』の開催前から視聴できるようにしています。のコンテンツを予習的にハコスコで視聴いただいてから、現地または遠隔地で当日のライブを体験していただくという流れです。

チケットが同梱されたオリジナルパッケージ

 
――ハコスコを採用された理由は?

岩波:デジタルアートを発表するアーティストやクリエイターが多数参加している『MUTEK』では、VRコンテンツを制作している方も多くいらっしゃいます。そこで、ハコスコを使ってVRコンテンツを配信できないかと考え、2017年の『MUTEK.JP 2017』でハコスコによるライブ配信を行いました。次はVRストリーミングライブ配信をしていきたい考えでいたので、引き続き、2018年の『MUTEK.JP 2018』でもハコスコを採用しています。

 

――ハコスコで気に入ったところは?

岩波:なんといっても簡単に使えるところですね。高機能なVRヘッドマウントディスプレイの場合はセットアップが複雑という難点もありますが、ハコスコは本体にスマートフォンをセットするだけでVR体験ができるというところに利便性の高さを感じています。また、『MUTEK.JP 2018』では、シリコン製の蛇腹タイプのハコスコを採用したのですが、折りたたんでポケットにも入るところがポイントではないでしょうか。

『MUTEK.JP 2018』で採用された折りたたみ式のハコスコ「ハコスコ・コンパクト」

 

――クリエイターたちの反応は?

岩波:とくに海外から来日したクリエイターからは、「日本の技術って凄いね」という反応がありました。コンパクトで持ち運びができる筐体でVR体験ができるのには、「さすが日本!」といって驚いていましたね(笑)

『MUTEK.JP 2018』のコミュニケーションロビー

 

――最後に、ハコスコに対して期待していることを教えてください。

岩波:『MUTEK』は世界7カ国で開催していますので、様々なアーティストやクリエイターが集まるプラットフォームが確立されています。また、様々なVRコンテンツも提供しており、『MUTEK』がハブとなってそのコンテンツを体験できる機会を提供しています。この『MUTEK』で扱うハードウェアの1つとしてハコスコを活用していくことで、まだ体験する機会が少ないVRコンテンツを手軽に体験させてあげる機会を提供できるようになるということは魅力的に感じています。VRライブストリーミング配信についても引き続き取り組んでいきますので、これからもハコスコとコラボレーションさせていただきたいと考えています!

 

――ありがとうございました。

 
 
 
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