2018/12/21

【事例インタビュー】小スペースなショールームの課題解決にVRを活用、リフォーム案件の成約率アップにハコスコが貢献~株式会社LIXIL~

 

キッチンや浴室、トイレなどから、ベランダやバルコニー、太陽光発電などまでを取り扱う、住まいと暮らしの総合住生活企業「株式会社LIXIL」様。同社では、VR・ARでバーチャル体験をすることで理想の住まい探しをサポートしていく、LIXIL初のデジタル施設「LIXIL Digital Studio GINZA」(東京・京橋)を2018年10月19日にオープンしました。そこで今回は、同施設の運営に携わる小嶋洋人様にお話を伺ってきました。

 

株式会社LIXIL マーケティング部門 ショールーム統括部 ショールーム推進部 企画推進グループリーダー 小嶋 洋人 様

 

ハコスコでVR体験することにより、リフォーム後のイメージが明確になります!

 

――LIXIL Digital Studio GINZAとはどのような施設でしょう。

小嶋:「気軽にLIXILの商品を体験できるような場をつくりたい」と考えてつくった施設です。とはいえ、当施設の広さは20坪程度。通常のショールームは100坪程度ありますので、20坪では多くの商品を展示できません。そこで、VRやARといった最新のデジタル技術を活用することでバーチャルな提案ができる、LIXIL初の施設として誕生しました。

 

――LIXIL Digital Studio GINZAはとても便利な場所にありますね。

小嶋:「京橋」という買い物帰りや仕事帰りなどでも気軽に訪れやすい立地です。そのため、当施設の開設目的には「エンドユーザーとのタッチポイントを増やす」という意図もあります。

LIXIL Digital Studio GINZAの内観

――その施設でハコスコはどのように活用されていますか?

小嶋:LIXILのお客様ニーズでもっとも高いのがキッチンや浴室のリフォームです。そこで、ハコスコを使って当社商品のキッチンや浴室をVR体験できるようにしています。そのVRコンテンツの中には、当社社員が実際に自宅をリフォームした模様を、“ビフォー・アフター”として見ることができるVR映像も用意しています。

 

――VRゴーグルにハコスコを選んだ理由は?

小嶋:施設内だけでVR体験するのではなく、自宅に戻ってから家族でVR体験をしながら商品を検討できるようにしたいと考えました。そのためには気軽に持ち帰れるVRゴーグルが必要です。そこで様々なVRゴーグルを当たってみたのですが、もっとも品質が高くコストパフォーマンスにも優れているハコスコを選んだわけです。

 

――ハコスコを体験されたお客様からは、どのような反応がありますか?

小嶋:「こんな簡単な作りなのに、体験してみると空間は把握しやすいしキッチンなどの位置関係もわかりやすくなる」という反応が多くあります。「大がかりなヘッドマウントディスプレイを装着するまでもなく、ハコスコで十分じゃないの」というお声もいただいています。

 

――ハコスコを導入されて効果はありましたか?

小嶋:当施設にいらっしゃるお客様は、「リフォームをしようかどうか」決めあぐねている検討段階の方が多くいらっしゃいます。そのような方にVR映像を見せてあげることで、「リフォームをしたらこんな風に変わる」というイメージを明確にしてあげる効果がハコスコにはあります。結果的に、それが成約にもつながっていると考えています。

LIXIL Digital Studio GINZAオリジナルのハコスコ

 

――今後の展開予定は?

小嶋:LIXILでは住まいや暮らしの関わる様々な商品を取り扱っていますが、現在、VR体験できる商品はまだほんの一部です。そこで、今後はVR体験できる商品のバリエーションを増やしていきたいと考えています。また、LIXILではショールームを全国92箇所で展開していますが、なかには小規模なショールームもあり多くの商品を置くことができません。そのようなショールームに対して当施設と同じようなVR体験コーナーを設けていくことで、お客様満足度をより高めていけるのではないでしょうか。

 

――ありがとうございました。

 
 
 
ハコスコVRソリューション